リバーシクエスト2完結記念スタッフコメント 第2回

リバーシクエスト2完結を記念して、開発スタッフ達に記念コメントをお聞きしました。

第2回目は志田卓磨さんです!

 

第2回:ゲーム内音楽・ジングル

志田さんからのコメント

リバーシークエスト1では自由に作曲させていただきましたが、今作では田崎さんとゲームのコンセプトや世界観を話し合った結果、自分の中で3つの制約を設け作曲させていただきました。
①SFCの音源を主体に作曲、その他音源を使う場合も、1990年代の音源のみを使用
②Plug-inに関しては現行の製品を使用し、SFC時代の音楽よりも最新のゲーム音楽のテイストを入れる
③ゲームの世界観やドット絵にマッチし、且つ広い年齢層に受け入れられる楽曲にする

①については作業開始時にとても苦労しました。限られた音源の中で数十曲どう変化を付けるかなど、当時のクリエイターはその制限の中で名曲を多数産み出していったと考えると、非常に勉強になりました。

②はやはり現行のゲームですので、ドット絵であろうと”古い”と感じる曲にはしたくはありませんでした。”懐かしい”感じは捨てがたいのですが、SFC音源を色づけてどこまで装飾出来るかの作業は楽しかったです。

③は非常に好きな世界観だったので、自分のイメージが素直に表現出来ているとおもいます。
和音構成やメロディーの推移も比較的簡素に仕上げていますので、親しみが持てる楽曲に仕上がっていると思います。

最後にゲームをプレイして下さった皆様、音楽に関して評価をして下さった方々、作品に携わらせていただいた田崎さん、一緒に作品を作り上げた皆さん、ありがとうございました、楽しかったです。

あとは気長にゲームをやりこみます!

志田 卓磨

8歳より作曲を始め、音楽大学を経てレコーディングエンジニアとしてキャリアをスタート。
その後フリーランスとなり、サウンドクリエイター、エンジニア、ディレクターとして活動を行っている。