リバーシクエスト2完結記念スタッフコメント 第1回

リバーシクエスト2完結を記念して、開発スタッフ達に記念コメントをお聞きしました。

第1回目は田崎亮さんです!

 

第1回:ゲームデザイン、シナリオ、アート担当

田崎さんからのコメント

思い返せば約5年前、リバーシクエスト1の開発が終わり、次に何を作ろうかと考えていましたが、リバーシクエストで色々出来なかったことが合ったので続編を作ることを決めました。

グラフィックは前作とはガラリと変えて、私が昔から好きだったタクティクスオウガのビジュアルを参考にすることにし、ゲームデザインはベースのバトルシステムはそのままに、すごろくやジオラマ感を残しつつ、プレイ感が変わるような物を目指しました。

開発途中に横越に娘が生まれ、プログラムの進捗が1年止まったこともありました。
ですが、その期間をグラフィックの製作とゲームシステムの仕様の見直しと整理に使い、横越が戻ってきた時にはかなりまとまった状態になっていました。
ゲーム製作が止まり、一人で延々とデータを作り続けるという不安な期間ではありましたが、あれは必要な時間だったのではと思います。

東京ゲームショー、東京インディーフェス、BitSummit、Google Inide Festivalと様々なイベントに参加し、多くの人に遊んでもらい、感想とモチベーションを頂きました。
これらも5年という長期間に渡り作り続けられた理由の一つです。

インディーズゲーム開発というのは個人のやる気で保たれています。
仕事と違い、報酬という縛りがない状態で作るので、互いの信頼関係がとても大事です。
そんな中で5年という歳月を時にやる気に満ち溢れ、時にやる気がなくなりながらも、付き合ってくれた開発メンバーに感謝です。
そしてゲームを買ってくれた方、感想をくれた方にも感謝です。

開発がやっと終わりホッとしています。
次回作の構想も練っていますが、今は休みたいので、年内はゲームのアイデアを考えながら休養することにします。

田崎 亮

フリーランスのグラフィックデザイナー。
オニオンゲームスで「勇者ヤマダくん」「Black Bird」などのアートを手掛けつつ、帰宅後はリバーシクエストなどのゲーム製作をしています。